2018年10月26日(金)~28日(日)に茨城県笠間市にある「笠間の家」にて創作オリガミの展示を行いました。
今回は『不思議の国のアリス』を題材にして折った作品のみ展示しました。
ずっとひとつのテーマに絞った展示をしてみたかったので、搬入を終えた時は感無量でした。
私はオリガミでひとつの作品を折る事も勿論ですが、思い描いた空間をつくる事が好きでやっているところがあるので、一つの部屋全体をアリスのオリガミ世界でいっぱいにできて「あぁ、こういうことが出来るって楽しいな…」としみじみ感じました。
※本日のブログ写真は全て長山海澄さん(Kaito Nagayama)に撮影して頂いたものです。
展示は見てくださる方の視点がアリスという設定。
「服を着た白ウサギ」を追いかけるように、何作品かにそれぞれ白ウサギを置きました。
隠すように置いた白ウサギもいるので写真に写っていないものもありますが、それは来館された方のみのお楽しみという事で。
本の森に見え隠れするチェシャ猫。
落ちたら割れてしまうハンプティ・ダンプティ。中身はからっぽ。
アオムシのする質問はいつも難解。
アリスはミツバチの詩を思い出せる?
アオムシは蝶になり飛んでいきます。
今まで見ていたアリスの夢は覚め、現実に戻るたびに蝶は捕まりピンで刺される運命。
アリスは何度も夢を繰り返す。
私的なアリス解釈入ってますが、そういうイメージで作っています。
ご来館いただきました皆様、近隣遠方問わずお越しいただきました事を深くお礼申し上げます。
たくさんの方と直接お話し出来た事、いつも箱にしまわれている作品たちを楽しそうに見て頂けた事、とても嬉しく思いました。
遠くて見に行けないけど、見に行ってみたいと思ってくださった方。
励ましのお言葉をくださった方。
大変なときも乗り越えられる力になりました。
今回の展示も無事開催できたのは気さくな笠間の家のスタッフの皆様、つかず離れずで見守ってくれる友人のおかげです。
皆様、本当にありがとうございました。
それでは、またいつかアリスの夢でお会いしましょう。