『不思議の国のアリス』折り紙も4作目になりました。
まだ続く予定なので「アリスシリーズ」と命名し楽しんでおります。最終的には手製の絵本に仕上げたいと思っているので、場面数がそろうまでは気長に折り続けたい題材です。
今回はチェシャ猫がメインの場面。
さて、どうやって折ろうか考えて
「しましまの猫かぁ…しま…かぁ…しましまかぁ…。し…ま…し(思考停止」
そう、しまは折り出すのが難しいと聞いている&以前に折った事のある神谷哲史さんのトラを思い出し、「しましまの猫は私には無理!」と試す間もなく脳内で即却下されました。
では、どうするか。
「しまだけなら、長い部分折り出してクルクル巻けばいける?消えてく途中みたいでいいかも!?」となり創作開始。
試作では24等分でしまは全部一本続きのクルクルでした。
いざ本折りしようとダブルカラペで折り始めたのはいいものの、無意識に32等分してしまったのです。カラペの裏打ちは苦手なので、紙を無駄にしたくないばっかりに32等分のまま試作と同じような折り方をしてみました。前脚の部分が24等分の時のようにはならなかったので少し手こずりましたが、32等分は試作よりしまが細くなって結果良かったです。無意識万歳。
さらに、しまをただのクルクルじゃ寂しい気がしたのでちょっと改良しこうなりました。
民芸紙(紫)にカラペ(薄紫)裏打ちでさらに折り直したものです。どうしても少しモフモフ感ある紙を使いたかったので折り直したのですが、しま部分が厚かったです。そして謎の紫×薄紫という組み合わせでインサイドアウトが台無し。しかも針金を巻きの外側に仕込んでしまったため跡が出て残念な仕上がりになってます。(また和紙買ったら折り直そうかな…)
次は木です。
自立かつ360度どこから見ても木にしたかったので、初めに底を四角にしようと決めました。となると側面を立ち上げて上を閉めるには三角形が四角にくっついてればいいのかな?と考え、それには奇数等分が良さそうなので5等分で試作。すると縦の長さが足りなかったので、7等分に変更しました。(7等分は8等分を1列切り取る楽ちん方法)
完成ジオラマ上からの写真。
キノコは完成1.5cmなので、小さい折り紙苦手な私にはつらかったです。もっと折りたかったけどギブアップ。ツタは茨と同じで、トゲを全部葉っぱにしただけです。また蛇腹と糊入れ地獄か…と思ったその時!!
気付いたのです、紙のサイズが半分でいいことに。。。
薔薇折り出すわけではないので真ん中の蛇腹必要ないのでは?と。
ほんと今更です。ベイビードラゴンの時点で気付けば大変な思いしないで済んだのに…と一瞬脱力しましたが、真ん中の無駄紙がなかったら薔薇も生まれなかった訳で…と思うと気分も回復!今回は半分サイズで楽にツタを仕上げたのでした。
矢印看板は…うーん、特に書くことがない。もっと色んな方向いた矢印が出来ればよかったです。という願望だけ書き記しておきます。
ブログ書いてて思うのは、試行錯誤が足りないなと感じます。
できないからやらないみたいな。それには理由もあるのですが、この話もまた別の機会に。
『消えゆくチェシャ猫』2016年3月完成
「チェシャ猫/Cheshire cat」2016年3月創作
民芸紙にカラペ裏打ち
Paper size : 46×46cm
Finished Size : 13cm
不切正方形一枚折り/One sheet square, not cutting
「木/Tree」2016年3月創作
レザック66
Paper size : 35×35cm(小さい方)
Finished Size : 15cm
不切正方形一枚折り/One sheet square, not cutting
「ツタ/Ivy」2016年1月創作 ※「茨」のバリエーション
カラペ
Paper size : 7.5×60cm
Finished Size : 18cm
不切長方形一枚折り/One sheet rectangle, not cutting
「矢印看板/Arrow board」2016年3月創作
木目模様折り紙
Paper size : 10×10cm
Finished Size : 7cm
不切正方形一枚折り/One sheet square, not cutting
【おまけ:消えゆく貞子たん】
貞「枝。痛い…。」
私「ごめん…。(それで自立させてるとか言えない)」