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第23回 折紙探偵団コンベンション②

【教室編】

· 雑談&その他

コンベンション12日(土)と13日(日)は折り紙教室がたくさん開かれました。

今年の受講受付番号は1日目が96番、2日目が98番。今回のコンベンションではベス・ジョンソンさんの教室(全3教室)に参加したかったので、この受付番号で間に合うか若干不安でした。

1日目、教室受付開始に9時半に行けば間に合うだろうと余裕をもって出発するも、私の最大の敵、東京の電車で乗換駅を通り過ぎるという痛恨のミス。会場に着いたらすでに受付は始まっていて100番台の方々が並んでる状態。前に入れて頂き教室受付票を提出。

受付係の方の「ベス・ジョンソンさんの『ドングリ』ラストです!」の声。

!!?…間に合った!

ラスト1枚の受講票をゲット…本当に良かったです。これに懲りて次の日はボーっと電車に乗っていてはいけないと心に決め、ちゃんと時間通り到着し希望の教室をゲットしたのでした。

12日(土)に受講した教室は、

■ベス・ジョンソンさん「カーディナル」★★★、「ドングリ」★★★

■マーク・ボライソさん「ユニコーン」★★★

13日(日)に受講した教室は、

■三谷純さん「フリースタイル曲線折り紙」★

■川崎敏和さん「図形認識力を高める折り紙 イヤリング(星の雫)」★

■ベス・ジョンソンさん「リス」★★★★

※★の数はプログラムに表記された難易度です。

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ベスさんの「カーディナル」は、今回のコンベンション折り図集に載っているので受講しなくてもいいのでは?と思うかもしれませんが、ノンノンノン。私はベスさんに折り紙を教わりたい、ベスさんがどのように説明するのか聞きたい、ベスさんが見たい!(若干、気持ち悪いですね…)の一心なので関係ないのです。実際、教室のカーディナルは「折り図集と違って脚がなく、尻尾が長くなっています。折り方もこっちの方がスマートで私は好きです。」とベスさんがおっしゃっていました(たぶん、何か違っていたらすみません)。お腹もお尻も紙がロックされて丸みのあるコロンとしたカーディナルはとても可愛らしいです。

ドングリは六角形の紙を用意してくださいました。色んな組み合わせの色がありましたが、私は茶色と緑が表裏の紙を頂きました。これはアメリカの紙ではなくヨーロッパの紙ですとおっしゃっていたような気がします(また違ってたらすみません)。折り目を付けてキュッとねじる様に閉じていくと上のカサがかぶさる所がすごく面白かったです。最後、形を整えるところは楽しく、私は実の部分を凹ませるバージョンにしましたが、丸っこい感じにもできる作品です。

マーク・ボライソさんはとても面白い方でした。ユニコーンの講習の後、時間が余ったのでおまけで「木」を教えてくださいました。ボライソさんの展示で素敵な模様の紙で木を展示してあったのですが(展示編参照)、それを折れて嬉しかったです。次の日、「昨日の講習楽しかったです。」と居合わせたボライソさんにお伝えしたら、そこから話が弾みボライソさんの本を見ながら作品や仕事の話をお伺いしていたらファイナル・ファンタジーの折り紙が載っていて「あ、サボテンダー!ファイナル・ファンタジー好きです。」とお伝えしたら、サボテンダーの折り図をくださいました。その後もなんやかんやでフランスのナントにあるアミューズメントパーク?「レ・マシーン・ド・リル(Les Machines de l'ile)」の話をしたり…まさか行ってみたい所が同じで嬉しかったです。英語が出来ない私の片言英語でも15分位お話しさせて頂いて光栄でした。(失礼な事言ってないといいんですが…)

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帰宅後、さっそく「サボテンダー」を折りました。とってもキュート!!

ボライソさんは自分のパターン(柄)を印刷して折り紙に使っているようでした。私もマーブリングや塗ったりはしますが、柄を考えて紙にしたいな~と思いました。

三谷さんの教室は自由度の高い講習でした。

曲線定規なるものでA4の紙に曲線を自由に描き、その通りに折ってクルっと丸めてオブジェを作る教室。曲線好きの私にはたまらない教室でした。夢中でクルクルしてました。これからの創作に生かせたらいいなと思いました。

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川崎さんの「イヤリング(星の雫)」教室。初めてあの“川崎ローズ”の川崎敏和さんにお会い出来て感激でした。同じシリーズの「イヤリング(パヒューム)」も素敵だったので受講したかったのですが、ベスさんの教室と被って取れませんでした…残念。右写真は帰宅後5cmで折り直し、遊びました。2枚複合作品なので紙を選ぶのがとても楽しいです。

最後はベスさんの「リス」。難易度★★★★の2コマ講習で時間も長かったので完成するか不安でしたが、手元をプロジェクターで映してくださったのでとても分かりやすかったです。この講習時間内に終わるように尻尾のグルグルを減らしたバージョンを教えてくださいました。思えば、この教室の前にベスさんがガラス張りのお部屋で一人、一生懸命何かを折っているのをお見かけしたのですが、この尻尾の等分を変えたのを折っていたのではないかと。直前に教室用に考えてくださったのかな~などと勝手に思ってみたり。リスも無事完成。大満足の講習でした。

コンベンション初日11日(金)は午後から開始のため、午前中に紙の博物館で行われている『作品寄贈記念展 ORIGAMI ~“神宿る手”吉澤章のまなざし~』(※1)を見に行ってきました。

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吉澤さんの作品は本でしか見たことないので、実物が見れて感動しました。私は中でも「キャピトルの雌狼」が好きでした。折り途中のものも展示せれていました。会場には解説ボランティアの方もいらして、丁寧に説明してくださいました。「葉」にパールが付いて展示してあったので、「これは吉澤さんが付けたのですか?」と聞いたら、「そうです。」との事。髑髏にトカゲがちょこんと載っていたりなど、私の思っていた吉澤さんのイメージと違う所を知れてワクワクしました。

地下にある図書室にも寄ってきました。

そこで「Fooga」(※2)という雑誌(栃木県内中心に販売されていた雑誌のよう)の巻頭特集で吉澤さんの記事が16ページも載っていたので複写依頼をしてコピーを持ち帰りました。帰宅後、読みましたがとても興味深い内容でした。私が今まで読んだ吉澤さんの本では読んだことないような内容だったので出会えてラッキーでした。

吉澤さんの展示や記事を読み、私もなぜ折り紙なのか?と今一度考える機会になりました。創る人それぞれにその「なぜ?」に信念があり、モノを創って行くのだなぁと。

コンべンションであった事を全て語りつくせないのが残念ですが、参加する度に発見と驚きがあります。普段、周りに折り紙の話をする人がいないので、コンベンションで多くの折り紙愛好家の皆さんとお話し出来て充実感でいっぱいです。1年分のパワーを充電し帰宅した今、エンジンかけてやりたい事を進めて行こうと思います。来年のコンベンションも楽しみにしつつ。

※1『作品寄贈記念展 ORIGAMI ~“神宿る手”吉澤章のまなざし~』

   会期:2017年6月17日(土)~9月3日(日)

   会場:紙の博物館(東京都北区)

※2 「Fooga(フーガ)」2004年1月号No.240 出版社:コンパス・ポイント

  【巻頭特集 森羅万象を折る 吉澤章「ORIGAMI」の世界】